昨今、ボディーメイクブームで積極的に家で、ジムでトレーニングにはげむ若者を目にすることが多くなりました。とても素晴らしいことだと思います。ですがトレーニングが我々に与えるメリットは見た目を重要視したダイエットやボディーメイクだけではありません。
人間の健康づくりに対して、トレーニングがどのように影響していると思いますか?
人間の筋力は、高齢期にならなくても30歳を経過すると筋量減少のため徐々に低下していきます。この減少過程をサルコペニアと呼び、50歳を過ぎると筋量減少の割合が倍増します。これに運動不足と加齢が加わってしまうと、単純に基礎代謝量が低下します。
そのため、摂取した栄養をエネルギーとして燃焼しずらい身体になります。つまりそれは、摂取したカロリーを消費しきれない太りやすい体質となり、脂肪を蓄積させてしまうということになるのです。また、運動不足や日常的な活動量の減少は、代謝量の低下だけではなく肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高めてしまいます。
代謝が低下すると体温も低下(冷え性)することから血管が収縮し血流が悪く(血行不良)なります。すると、体内(内臓や筋肉)に栄養や酸素が行きわたらず、それを改善しようと身体は皮下脂肪を蓄えて身体を温めようとしてしまうのです。
その他、老廃物が溜まることで起きる身体のむくみ。血管の収縮で起きる自律神経の乱れや血行不良による肩こりや腰痛。冷え性で大腸機能が低下して起こる便秘。中でも、癌細胞は低体温(35℃前後)の時に活性化し増殖することから癌が発症しやすくなります。
以上の身体の不調や疾病は定期的なトレーニングをすることで予防・改善できます。トレーニングを継続すると、筋量の維持増進につながり基礎代謝量が高まります。エネルギーが燃焼しやすい身体になることで、体脂肪が減少し肥満を予防・改善します。血流も良くなることから冷え性や血管の収縮が予防・改善でき、続いて自律神経の乱れ・肩こり腰痛・便秘も予防・改善できるのです。加えて、糖エネルギーを燃焼することから糖尿病などの生活習慣病が予防できます。そして、筋量を増やすことで低体温を改善できれば癌細胞の活性化を抑制し、増加のリスクも低下させることができるということになります。
トレーニングは、ダイエットや体型維持(見た目)にもとても有効ではありますが、複数の不調や変性疾患のリスクを低下させ、予防と改善に大きく貢献してくれるというメリットが沢山あります。
是非、来年は定期的・継続的なトレーニング習慣であなたの「健康寿命」を伸ばしましょう!
HUMAN'S DENでお待ちしております!
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